秋のお彼岸
皆さま、こんにちは!。メモリアルホール相馬の中河慎治と申します。
もうすぐ「秋分の日」・秋のお彼岸ですね。
秋分の日は、「祖先をうやまい、なくなった人々をしのぶ」日として、国民の祝日に定められていますが、秋のお彼岸の中日でもあります。
仏教では、ご先祖さまのいる世界<極楽(ごくらく)>を「彼岸(ひがん)」、いま私たちが生きているこの世界を「此岸(しがん)」といい、「彼岸」は、西に位置し、「此岸」は、東に位置するとされています。3月の「春分の日」、9月の「秋分の日」は、太陽が真東から昇り、真西に沈むので彼岸と此岸がもっとも通じやすい日になると考えられ、この時期に先祖供養をするようになったそうです。
お彼岸の期間は、3月の「春分の日」と9月の「秋分の日」の前後3日間を合わせた7日間です。それぞれの初日を「彼岸入り」、終日を「彼岸明け」、春分の日・秋分の日を「中日(なかび・ちゅうにち)」といいます。お彼岸では、お盆の時のような特に決まった行事や飾りつけをすることはありませんが、一般的には中日の前後にお墓まいりに行きます。お墓は、ご先祖さまが眠るとても大事な場所です。
秋のお彼岸の食べ物といえば、「おはぎ」。私の大好物で、亡き祖母や母親が作ってくれたものを幼いころからよく食べておりました。あんこに使われる“あずき”は、古くから悪いものを追いはらう効果があるとされており、春は、種をまき、食物の成長を願う季節、秋は、食物の収穫の季節。この時期にあずきを使った食べ物を食べたり、ご先祖さまに感謝することは、自然への感謝や祈りとも深くむすびついているのでしょう。
お彼岸の期間のこうした風習を「おはぎ」や「花束」を携えお墓まいりに行き、ずっと変わらずに残していきたいものと最近感じるようになりました。なかなか忙しさにかまけてお墓参りに行けてない私なのですが・・・・。それでも大好物の「おはぎ」だけはしっかり食べる私でした。
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2018年9月18日